蓼科中古別荘リフォーム
・屋根の葺き替え(アスファルトシングル→ガルバリウム鋼板)
・トップライトの取付
・薪ストーブの設置
・床下断熱補強
・バルコニーの新設
工事前、雨漏りこそ確認されませんでしたが、落ち葉が降り積もり、アスファルトシングルの要である砂粒はかなり剥がれ落ちており、いつ雨漏りが始まってもおかしくない状態でした。良いタイミングで葺き替えができたと思います。
今回は屋根材であるアスファルトシングルを剥がさずに、上からガルバリウム鋼板を重ねて張る、「重ね葺き工法」によって施工します。下地に問題がない場合は、そのほうが屋根材を剥がす手間や処分費も必要なくなりお財布に優しいのと、断熱や遮熱・防音効果が多少でも高くなるからです。
まずは落ち葉を綺麗に払い落とし、垂木に沿って桟を打ち付けていきます。古い屋根材は落ち葉に埋もれていたため湿気が残っており、新しい屋根を葺いた後でも通気をして乾燥させるためです。軒先を空気の入口、棟を空気の出口になるように、換気ガラリを後の工程で取り付けます。
同時にトップライト(天窓)と煙突を取り付けるための開口を作ります。
その上から下地となる構造用合板を打ち付けていきます。
合板の上に、防水シートであるアスファルトルーフィングを張っていきます。トップライトを取付け、防水の措置を施します。
ルーフィングが張り終わり、煙突が付きました。
ガルバリウム鋼板で仕上げて、煙突掃除のためのステップを取付け、屋根工事完了です。
薪ストーブはイギリスARADA社のエコバーンプラス11というモデルです。50cmの長さの薪が入る割にコンパクトで、ガラス面が大きいので炎が綺麗見えます。炉の下には薪をストックできるスペースがあり便利です。
2階の部屋から出て、景色を楽しめるバルコニーを新設しました。
実は1階のテラスからハシゴで昇り降りもできます。お子さんが喜びそうな場所です。
工事前の床下。所々断熱材が剥がれ落ち、ネズミやコウモリの住処になっていました。木の実や糞など生活の痕跡が、、、
古い断熱材を剥がして、もっと性能の高い断熱材を入れ直しました。
湿気を吸わないようにウレタン塗装を施したベニヤ板で塞ぎ、小動物が入れないように周囲に桟を打ち付けました。これで一安心です。
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